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140文字SS:R18(全シリーズ) 1.ラブせつで『いじわるしないで』/ねぎぼう せつなと唇を重ね舌をからめていくラブ。 ボタンを一つづつ外していき、タンクトップをたくし上げると 二つのピンクの胸かざりがあらわになった。 「っ……」 ラブの指が胸の頂を軽やかに舞い、せつなを甘く責めた。 「せつなのココ、固くなってるね」 顔が真っ赤になる。 「ラブ、いじわるしないで……」 2.ラブせつで【熱いカラダを… / 可愛い声が聴きたい】/ねぎぼう 媚薬入りウィスキーボンボンの効果覿面。 途端に顔が火照り、立っていられなくなるラブ。 どうにかして!ジンジンするこの熱いカラダを……。 固く尖った胸の頂きを弄ぶ。 「ああん、せつなぁ」 「もっとラブの可愛い声が聴きたいわ。ここはどう?」 最も熱い部分を探る。 「ひゃぅん」 蜜で溺れそうになる指。 3.ラブせつで【細い体を / 綺麗にしなきゃね】/ねぎぼう ラブの指がせつなの熱い部分に出入りするたびに その細い体をくねらせる。 「せつなのここ、美味しいかな?」 「だめ、ラブ……その……汚いから……」 「ううん。せつなのだもん、汚くなんかないよ。 でも、もっと綺麗にしなきゃね」 ラブは舌でせつなの中の小さな真珠を磨きあげる。 「うぅっ、ぁん……」 4.ラブせつで【熱いカラダを… / こっちを見ないで】/ねぎぼう くちゅ、くちゅっ、ぴちゃっ…… 「うくっ」 自らの指で蜜壺をかき回す。 「ラブぅ……」 (どうしたら鎮められるの?この熱いカラダを……) シャワーを冷水にする。 戒めの矢が降り注ぐ。 「せつな!何してるの!?」 最近様子がおかしいと思ったら、そんなことを? 「お願い、ラブ。こっちを見ないで!」 5.ラブせつで【みだらな声で / 手錠をかけて】/ねぎぼう 「ぁん……ああ……ん」 くちゅ、くちゅ、つぷっ…… ピッグテールが揺れる。 「もっとみだらな声で自分の無力を嘆くがいい」 たとえリンクルンに手が出せずとも、 手錠をかけておけば変身も出来ぬ。 なすすべもないお前の不幸が溜まっていくぞ。 「イース、それで貴女は……幸せ?」 何故そんな目で私を見る? 6.[競作2015]ひびかなバレンタイン『Delicious』/Mitchell Carroll 「美味しいよ、奏……」 チョコレートがたっぷりとかかった奏の小振りな胸に、カブリつきながら響は言う。 この極上のsweetsは、贅沢なことに二つもある。もちろん、響は両方ともいただく。 「もっと……もっと食べて、響……あたしを味わって……」
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仮設SS置き場 動物園だリー なぜ、フェンスの向こう側にいたのか…。 リーがでかすぎるのか、上のほうに攻撃したら普通に当たってました。(*ノノ) 地上空母 砂漠探索にて。マップ2と3の間に専用マップつきで登場。 そうだみんなで砂漠に行こう!(提案
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十月五日午前三時の君達へ ヤンデレラ 僕と彼女の恋事情 ◆msUmpMmFSs氏 九之郎のおねいさん ver.1 終わるその時に 題名の無い短編集 彼が望むなら死んでもいい 埋めネタ 完全世界 姉弟(おやこ)の絆 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヴァレンタイン ◆5PfWpKIZI氏 ヴァレンタインB ◆5PfWpKIZI氏 姉弟 レッド・グリーン・ブラッド ◆Z.OmhTbrSo氏 同族元素:同病相憐れむ ◆6PgigpU576氏 姉弟:バレンタイン 甘い世界 ◆2.775XTAfE氏 ヤンデレエスパー 「お薬の時間」 いない『かぁる』に、いる『みいな』 ◆dkVeUrgrhA氏 倫敦に雨は降る ◆msUmpMmFSs氏 ~お菓子と、男と、女ふたり~ 否命 ◆HrLD.UhKwA氏 ~事故と、男と、妹と、女四人~ 帰り道 無形 ◆UHh3YBA8aM氏 彩 味香(仮) ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレ喫茶の事務所にて ◆Z.OmhTbrSo氏 「ヤンデレについて」 ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレ喫茶の床に、血が落ちる ◆Z.OmhTbrSo氏 置き逃げ ラーメン屋とサラリーマン 尽くす女 実験作 狂人は愛を嘯く.Case1 ◆msUmpMmFSs氏 ヴァギナ・デンタータ リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 マリオネッテの憂鬱 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 素敵な顔が見たいから ◆Z.OmhTbrSo氏 化け物屋敷と僕 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 狂人は愛を嘯く.Case2 ◆msUmpMmFSs氏 かすみ 私の彼は変身ヒーロー リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 「夏の終わりに見上げた空は」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 彼女の異常な愛情 少女の一生 天上の帝国 藁を叩く少女 『10年前の約束』 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 最果てへ向かって ヤンデレマシン 天秤 【兄貴のお嫁さん】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 近藤さんちのやんでれ事情 ACTER ◆irhNK99GCI氏 保守 姉弟遊戯 ヤンデレおねぇちゃんとガチレンジャーパンツ 一発で治ります ヤンデレの薬 ヤンデレの薬Part2 「ヤンデレ観測者」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 タカシくんの好きなもの! 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 キミノシアワセ 傷が消えぬ日まで 【未曾有の危機】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo氏 病み妻 ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6氏 気に病む透歌さん わたしを食べて、みたいな? 【病照列ノ薬】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 君になら殺されてもいい ◆5PfWpKIZI氏 独人達のバレンタイン・デイ ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76氏 ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76氏 ヒキコモリと幼馴染 ◆wzYAo8XQT.氏 触れられない優しさ はやくおおきくなあれ ◆msUmpMmFSs氏 『一生一緒だよ、私が守るもの。』 『そうだ僕も病もう』 『マジでBD3日前』 『そうだね、ヤンデレ姉だね。』 ヤンデレ妻と平凡な日常 日常 ◆AO.z.DwhC.氏 部屋とナイフと暗殺者 ヤンデレ妻と初詣 ヤンデレウィルスに感染してみた 親友の謎 箸が転んでも人類滅亡な年頃 『歪ンダ家』 ヤンデレの娘が作ってくれた朝ご飯が食べたい ◆wzYAo8XQT.氏 『ハッピーなライフ』 平和は数え役満の夢を見るか ◆wzYAo8XQT.氏 月と花束 ◆5PfWpKIZI氏 罰 花うらなわない ◆wzYAo8XQT.氏 罰2 ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! ◆wzYAo8XQT.氏 ヤンデレウイルスβ ◆iIldyn3TfQ氏 オン・ステージ Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6氏 閉ざされた兄と妹 ◆wzYAo8XQT.氏 <ヤンデレ外交> ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6氏 奏でる旋律は哀しみの音 ◆UDPETPayJA氏 主人公補正 ◆wzYAo8XQT.氏 ヤンデレ幼女の夢 ◆mkGolZQN7Y氏 二人なら ◆.DrVLAlxBI氏 Trick or! ◆wzYAo8XQT.氏 『魅惑のヤンデロイド』 ◆.DrVLAlxBI氏 シンデレラアンバー 埋めネタ ヤンデレ茸にご注意 ◆.DrVLAlxBI氏 痴漢とヤンデレさん 紳士 ◆wzYAo8XQT.氏 『痴漢とヤンデレ:エクスタシー』 ◆.DrVLAlxBI氏 幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y氏 飼いならす、飼いならされる ◆wzYAo8XQT.氏 クリスマスが今年もやってくる ヤンタクロース・サンタガール ◆.DrVLAlxBI氏 『Hand in hand』 ◆m6alMbiakc氏 ハッピーエンド ヤンデレウイルスβ2 ◆iIldyn3TfQ氏 雨の夜 嵩田部直人の愚痴 猫の鳴き方 兎里 ◆j1vYueMMw6氏 ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 只野物語 枯れ落ちて朽ちゆく枝 ◆6AvI.Mne7c氏 いなばとさかめ ◆6AvI.Mne7c氏 ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 サッカー部の彼氏 小ネタ、狩るものと狩られるもの ケン君、危機一髪 ある姉弟について 幼なじみ・フライング・アタック その数年目 箱庭 ◆3TsGyVN76Y氏 最後の晩餐 ◆5xcwYYpqtk 氏 夜桜散る頃に 自宅軟禁ネタ 『ヤンデリ専童話』 血濡レタ願イ 狂愛は劇薬にも似た媚薬 OR(オーバーリアクション)な彼女 ◆memoqQ96og氏 小籠堂番台日誌 研修医…美咲の愛 熱くなれよ! PKOネタ 明きら・メルは大変なものを奪っていきました ◆ewP6fUImNw5g氏 1レス小ネタ『病んでる姉』 強襲 幽霊と初恋と玉砕と 病国のイージス ヤンデレコマンドー 亡国のイージス《病み成分添加版》劇場版 ~魔法使い人妻サリーさん~ クリスマス+夜の外出=サンタ 小指 魔王様との日常 非常事態ネタ わたしは私、私はわたし1/1 ボクじゃ姉に敵わない 小ネタ 大佐と捕虜の騎士 隣のオンライン 彼女は嘘つきである 第一夜IFエンド K,A ◆ZHJ3ved3EQ氏 奥様は戦略家 K,A ◆wycmxKO9B氏 不審物がやってきて ◆ltPhPWT046氏 谷口の憂鬱? 想い出入学式 完璧な彼女 見えないものと視えるもの ◆Uw02HM2doE氏 顔を忘れる男-◆KaE2HRhLms氏 ヤンデレ育成日記 歪な三角 かんきんされてるのは、ぼく ◆yepl2GEIow氏 騎士と王女、忠義と偏愛-◆KaE2HRhLms氏 後の空白すらも私だけに いつものげこうふうけい ◆RgBbrFMc2c氏 椿姫 のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 ヤンデレの生徒会長さん ◆yepl2GEIow氏 お弁当 小ネタ 吸血鬼と少女 ◆yepl2GEIow氏 Vampire☆Generation ◆Uw02HM2doE氏 狂う者こそ強い ◆g1RagFcnhw氏 日記 龍馬暗殺 走る走る僕たち ◆aUAG20IAMo氏 あきましておめでとう ◆1If3wI0MXI氏 猫のきもち。 家族への手紙 ◆aUAG20IAMo氏 監禁の行く末 駄文太郎 ◆4wrA6Z9mx6氏 msk 栄光を君に ◆STwbwk2UaU氏 「卒業」 K,A ◆wycmxKO9B氏 白衣の天使 幽霊とヤンデレ 674の末路 ◆STwbwk2UaU氏 The Hanged Man ◆STwbwk2UaU氏 私の王子様 ◆STwbwk2UaU氏 話し合い ◆STwbwk2UaU氏 にゅむぅ・にゅわふぅ・じょきん、じょきん ◆BbPDbxa6nE氏 女性のヤンデレ台詞集 bet all of you ◆STwbwk2UaU氏 足りないモノ ◆STwbwk2UaU氏 宮本武蔵の最後 八百屋のお七 かずなりくんかんさつにっき Beside a Brook ◆gSU21FeV4Y氏 嫉妬束縛夫とヤンデレ妻康子 愛玩人形 ◆O9I01f5myU氏 ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU氏 pinocchio ◆STwbwk2UaU氏 自己中女 熱帯夜 face-魔法の解けないシンデレラ- ◆yepl2GEIow氏 ある王宮メイドについて 恋は駆け引き のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 手紙 罪歌のワルツ 家族教育 やーのー ◆/wP4qp.wQQ氏 月夜の晩に 彼は愛さない 姫ちゃんの奮闘 のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 セルロイド西洋人形 杢が割れる ◆mAQ9eqo/KM氏 ある男の独白 とても可愛い俺の彼女 幼馴染と俺 ユルリ・ラド 盗賊さん ◆STwbwk2UaU氏 死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE氏 八尺様と僕 ◆0jC/tVr8LQ氏 妹さんの心 わたしだけの痴漢さん ◆yepl2GEIow氏 わたしのかみさま ◆lSx6T.AFVo氏 二月十五日 私のヒーロー Jewelry girls ◆uRnQeEDhQY氏 ボクノオネェチャン【おねショタヤンデレ】 『我等、グリム童話とイソップ童話の被害者?』 ストーカー女 『ある殿様の話』 もしもヤンデレが恋人のペットに嫉妬したら 『ある奴隷にまつわること』 双子の日常 レッツ・ストーキング 『除夜の鐘に俺は泣く』 妹はキスを迫る 『兄は逃げたが、逃げれなかった』 「気になるあいつは…」 訪問者 ◆wIGwbeMIJg氏 ヤンデレ彼女とお電話 ◆7GucI4/V8s氏 雪男 理性の棄却 ◆NKSqcgjO6c氏
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SS一覧その7 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス美人女将はアリスの夢を見るか(仮題) 好きなタイプは? ハロウィン テラ駄文(´・ω・`) 実体験 年に一度の日 Lの手記 ふと考える 七五三 蒼星石とお話したいんジャー 走れマスター マスターとラブレターと僕 ロシアにはロシアンティーなんてものは存在しない 蒼星石が責任を感じる必要はないのだわ まだ開けないで happy note~ビッグバードは黄色じゃなきゃ務まらない~ 続・happynote (一応18禁) マスターに甲斐性が無いんじゃなくて蒼星石が甲斐甲斐し過ぎるだけ 除夜の鐘 初詣 初夢 Little Flower 冬のキャンプ 歩こう 修学旅行in北海道 愛のエプロン 未来への遺産 鍋大会@薔薇乙女 スノーレジャー 一つになれたら 時の重み ~pool~ おひっこし 蒼星石の音楽日記 ババ抜き 腹筋スレ 導くから(若干鬱注意) 蒼の幸せ論 穴
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元スレURL 穂乃果「私もss書いてみるよ!」 概要 SS初心者入門 タグ ^高坂穂乃果 ^園田海未 名前 コメント
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終わらないお茶会(完結) ◆msUmpMmFSs氏 題名の無い長編集 カーニバルの夜に ◆msUmpMmFSs氏 ヤンバル ideal ◆zvQNG0FZvQ氏 いない君といる誰か(一部ルート完結) ◆msUmpMmFSs氏 あなたと握手を(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 ひどいよ!おおこうちさん(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 『首吊りラプソディア』(完結) □ボ ◆JypZpjo0ig氏 渋沢夏恋の話 ミツバ氏 ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo氏 真夜中のよづり 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 恋人作り ◆5PfWpKIZI氏 慎太郎の受難(一部ルート完結) 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 類友 シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 上書き(一部ルート完結) ◆2.775XTAfE氏 終わったあとのお茶会 ◆msUmpMmFSs氏 越えられない壁(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 氷雨デイズ 鬼葬譚 第一章 『緋の詩』(完結) 51 ◆dD8jXK7lpE氏 淳シリーズ 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 おにいたん、だいすき!(完結) ◆dkVeUrgrhA氏 I had love.Ⅰ 同族元素:回帰日蝕(完結) ◆6PgigpU576氏 しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA氏 黒の領域(完結) トライデント ◆J7GMgIOEyA氏 鬼葬譚 第二章 『篭女の社』 51 ◆dD8jXK7lpE氏 新店長でG.O.(完結) ◆dkVeUrgrhA氏 生き地獄じゃどいつもイカレてやがる ラック ◆duFEwmuQ16氏 ホワイトD ◆5PfWpKIZI氏 夫が隣りに住んでいます ◆WBRXcNtpf.氏 和菓子と洋菓子(一部ルート完結) おにいたん3(仮称) ◆dkVeUrgrhA氏 中村さん 緋口宗一氏 ほトトギす 無形 ◆UHh3YBA8aM氏 ゆかりの憂鬱な日々 向日葵になったら(完結) ◆KaE2HRhLms氏 すりこみ(完結) 実験的作品 試験作品 一週間(完結) 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 キ道戦士ヤンダム(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 Versprechung 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 言葉と・・・・ 異喰物語 ◆cgdFR4AMpg氏 羊と悪魔(完結) ヤンデレ家族と傍観者の兄(完結) ◆KaE2HRhLms氏 ヤンデレは誰だ 毒蛇 ◆i8W/K/qE6s氏 (仮称)まなみ ◆ph4kVdXQrE氏 『ヤンドジ』 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 溶けない雪 ◆g8PxigjYm6氏 大好きにはなれないね(仮題) 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 『ドラゴン一人乗り。』 □ボ ◆JypZpjo0ig氏 ×ヤンデレ ○ヤンドジ 料理上手な彼女(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 【お見舞い】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 「月輪に舞う」(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 幽霊の日々(完結) トライデント ◆J7GMgIOEyA氏 合わせ鏡(一部ルート完結) ◆GGVULrPJKw氏 ヤンデレ臣下とヤ○チャ王 炸裂超人アルティメットマン(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 闇母 墜落の夢 機動兵器ヤンダム00 深月 デレ&ヤン 恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26s氏 同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576氏 壁に耳あり障子に目あり ぽけもん 黒(完結) ◆wzYAo8XQT.氏 つながり 幽霊だったらいけないの? お姉ちゃんは妹を愛してる きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 再見 ◆ZUUeTAYj76氏 君の涙が乾くまで~(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 ヒマ潰しネタ ヒマ潰しネタ2―儀式観察― 変身少女 或る木こりの話 ◆busttRe346氏 妖しの呪縛 ◆AO.z.DwhC.氏 無人機はダンスを踊れるか? 野獣とアングレカム ◆OxLd.ko4ak氏 マガジンデイズ ◆AZUNJTAzwE氏 もう何も信じない(完結) ◆UDPETPayJA氏 Rouge? ◆mkGolZQN7Y氏 ワイヤード ◆.DrVLAlxBI氏 天使のような悪魔たち(一部ルート完結) ◆UDPETPayJA氏 わいやーどみにまむ ◆.DrVLAlxBI氏 『the Two in the Dark』 ◆.DrVLAlxBI氏 お隣の彩さん トライデント ◆J7GMgIOEyA氏 『ヤンデロイド・りたぁんず』 ◆.DrVLAlxBI氏 似せ者 ◆Tfj.6osZJM氏 【楔】 たくあん議長 ◆seRwt2jbbc氏 血塗られしソードマスター ◆UDPETPayJA氏 Tomorrow Never Comes 兎里 ◆j1vYueMMw6氏 胡蝶病夢 ◆YOLz5qIxQc氏 わかれのゆめ 病的な彼女ら ◆C7LP2J9VzI氏 『コウヘイッ、タイマンじゃあ!!』(完結) ◆uC4PiS7dQ6氏 ビタースイーツ ◆CuqFVtYUo.氏 依存監禁(完結) ◆PLalu2rSa.氏 ドナドナドンナ!(完結) 茂中 ◆0lI03N/8RU氏 『寝取られ姉妹』 ◆uC4PiS7dQ6氏 刹那の想い(完結) ◆PLalu2rSa.氏 プリプリプリンセス 茂中 ◆0lI03N/8RU氏 Chains of pain(完結) ◆kpb1UHuGog氏 one wish! ◆gEED5ynBW2氏 良家のメイドさん(完結) ◆6AvI.Mne7c氏 あなたのために(完結) ◆PLalu2rSa.氏 しろとすず(完結) ◆KaE2HRhLms氏 桜の幹 狂っているのは誰?(完結) 朝はあんなに晴れてたのに ドラゴン・ファンタジーのなく頃に ◆AW8HpW0FVA氏 最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk氏 そして転職へ(完結) 『はのん来訪者』 無限連鎖 動き出す時 Cinderella & Cendrillon 不安なマリア 相反する2人 名探偵物語 キレた人々 群青が染まる ◆ci6GRnf0Mo氏 ニーベルンゲンの歌 キモオタと彼女 愛の亡者と金の亡者 起承転結(完結) ◆BAPV5D72zs氏 髪の話 ヤンデレ素直クール 私の居場所 Crete島の病少女 『無の器』 真野 司 ◆Thmxzr/sD.HF氏 赤と緑と黒の話 ◆BaopYMYofQ氏 私は人がわからない ◆lSx6T.AFVo氏 サトリビト ◆7mmBvdBzwo氏 ヤンデレ世紀 悪意と好意と敵意(完結) ◆f7vqmWFAqQ氏 山姫と海姫 劣等感 ◆vha3FDwXe6氏 風雪 ◆f7vqmWFAqQ氏 サトリビト・パラレル ◆7mmBvdBzwo氏 囚われし者 ◆DOP9ogZIvw氏 触雷! ◆0jC/tVr8LQ氏 森山家の青少年 きみとわたる(完結) ◆Uw02HM2doE氏 軋んでいく歯車 ◆fyY8MjwzoU氏 藤川少年の事件簿 ◆Uw02HM2doE氏 ヤンプラ+ 非日常での日常 People WHO SAVES MEN(PSM) 自宅警備員の姉 『僕は妹に嫌われている』 僕は自分が大嫌いだ ◆3BXg7mvLg0RN氏 家族 黒い陽だまり ◆riLyp5qrlZvj氏 リバース(完結) ◆Uw02HM2doE氏 『これから』を君と 我が幼なじみ ◆ZWGwtCX30I氏 タイトル未定 死ねない人 少し大きな本屋さん 娘 闇に潜む紅眼 白い翼 ◆efJUPDJBbo氏 Hi! JACK!! ◆s6tsSccgEU氏 ヤンデレの娘さん ◆yepl2GEIow氏 迷い蛾の詩(完結) ◆AJg91T1vXs氏 ほのぼのヤンデレ 異色の御花 ◆mN6lJgAwbo氏 夜になす ◆5EAPHNCJOY氏 彼女≠私 ◆RgBbrFMc2c氏 サプライズ tanukiDX氏 ウェハース のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 Are you Youta? 現物支給 ◆0jC/tVr8LQ氏 風の声 AAA氏 玲子 俺 ◆w9U6Ms6d42氏 アヤツリ人形 ◆S96vOI40zw氏 ヤンデレホテルへようこそ(完結) ◆yepl2GEIow氏 日常に潜む闇 駄文太郎 ◆4wrA6Z9mx6氏 『特級フラグ建設士』 歪んだ愛 社長とおっぱい とある幽霊の話 ◆efJUPDJBbo氏 ラ・フェ・アンサングランテ ◆AJg91T1vXs氏 ステレオタイプの量産ナンバー(完結) ナカンダカリ◆J9zPo6rgI.氏 わたしをはなさないで(完結) ◆aUAG20IAMo氏 Life ◆1If3wI0MXI氏 シスターズ!! ◆rhFJh.Bm02氏 弱気な魔王と愛され姫様(完結) ◆aUAG20IAMo氏 学校の八不思議。 ◆rhFJh.Bm02氏 煉獄 うちの奇妙な同居人(完結) ◆aUAG20IAMo氏 Mistress ◆TAPy3blMsc氏 晴れのち病み (完結) ◆O9I01f5myU氏 青鬼の鬱日和 ◆C3CeMGDjT2rQ氏 『彼女にNOと言わせる方法』 ◆lSx6T.AFVo氏 受け取れない想い 17:00時の女の子(完結) ◆aUAG20IAMo氏 忍と幸人(完結) ◆O9I01f5myU氏 湯雲村立悶煩高等学校 ◆PJPg7YdM9U氏 girls council ◆BbPDbxa6nE氏 深優は泣いた ナカンダカリ◆J9zPo6rgI.氏 天使の分け前、悪魔の取り分(完結) ◆STwbwk2UaU氏 a childie 本日も監禁日和act 太郎 通りすがりの駄文ライダー氏 言の葉 「日曜日の朝が来る」-リッサ ◆v0Z8Q0837k氏(完結) 五月の冬 ◆gSU21FeV4Y氏 禁忌の一線 ◆aUAG20IAMo氏 ヤンデル妹 明日が来る! コオロギ氏 狂宴高校の怪(完結) 風見 ◆uXa/.w6006氏 又、雨が降ったら neXt2nExt(完結) ◆STwbwk2UaU氏 ヤンデル生活 ヤンオレの娘さん ◆yepl2GEIow氏 愛と憎しみ ◆O9I01f5myU氏 名物桜で待ち合わせ(完結) 風見 ◆uXa/.w6006氏 アイアムアシューター ◆WiyiZjw89g氏 白髪女とちっさい女 やーのー ◆/wP4qp.wQQ氏 サイエンティストの危険な研究(完結) 風見 ◆uXa/.w6006氏 『いかにして彼らは鬼畜へと変貌したのか』 にゅむる前 ◆BbPDbxa6nE氏 依存型ヤンデレの恐怖(完結) オウル ◆a5x/bmmruE氏 変歴伝 ◆AW8HpW0FVA氏 初めから ◆efIDHOaDhc氏 5月87日 星屑ディペンデンス ◆TvNZI.MfJE氏 『嘘と秘密』 ◆CxSWttTq0c氏 ツイノソラ(完結) ◆wERQ.Uf7ik氏 フェイクファー ミカンズ ◆4Id2d7jq2k氏 嘘と真実(完結) ◆Uw02HM2doE氏 殺人日和のバレンタインデー ◆lSx6T.AFVo氏 ヤンデレ☆レモン Homefront ◆VxHCGt/UxY氏 ふたり ◆Unk9Ig/2Aw氏 シュガースポット 彼女たちの異常な愛情 koyomi氏 一度だけ(完結) Everywhere You re ◆sM/QAprqYA氏 さよならは言わない ◆mAQ9eqo/KM氏 たった三人のディストピア ◆JkXU0aP5a2氏 一朝一夕 不幸と云うこと ◆A3Gs60mczo氏 幼なじみの早見さん 世話焼きな姉(仮) ◆aRAnj9VVXE氏 勇者さま! ◆STwbwk2UaU氏 十六夜奇談 ◆grz6u5Kb1M氏 斉藤副部長 三つ子の魂死ぬまで 『ながめ』 ◆wzYAo8XQT.氏 今帰さんと踊るぼっち人間 ◆wzYAo8XQT.氏 タイムマシン ほしいもの 妹はキスを迫る 長編 ◆Dae8xgpN5o氏 高嶺の花と放課後 罰印ペケ氏 『きょうだい忌譚』 ◆lSx6T.AFVo氏
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スネークはメイリンの柔らかい身体を肌に感じて身じろぎをした。戦場を駆け抜け、不可能を可能にする男と呼ばれる男にも弱点が有った。 「君はまだ幼い…バカな事はやめるんだ」 わざと冷たく突き放すように言い、背中に廻された腕を解く。やりばなく佇むメイリンの唇からかすかに言葉がこぼれた。「メリルさんが…好きだから?」 スネークは答えず、近くに置いてあったパイプ椅子に腰掛け、煙草に火を点けた。紫煙は夜の冷たい空気に溶けて、窓の外に流れて消えた。 「そうだとしたら?」 挑発するように言ってそのまま顔を上げると、メイリンの顔はスネークが思ったよりもずっと近い位置にあった。 「そんなの、絶対嫌よ…」 メイリンの唇が重なり、柔らかい舌がゆっくりと侵入してくる。スネークは拒む事なくそれを受け入れてはいたが、その拙い技巧では感じる事さえ出来なかった。 「メイリン…俺は女に何も残せない男だ…命すら、他のものにずっと前から捧げてしまっているそんな男に情熱をかけても不毛な事だぞ?」 僅かに表情を曇らせたメイリンに、今度はスネークからキスをした。唇にではなく、その綺麗な黒髪にだった。 「それでも構わないわ…私は他の女の子みたいに永遠に愛して欲しいなんて言わない…今、一瞬だけ…スネークが望んでくれるならそれだけで十分よ…」 なめらかな陶器のような質感の頬に、涙がこぼれた。 「あっ…スネークッ…」 切ない声がろくに家具も置いていない部屋に響いた。メイリンの若くしなやかな身体は、今はダイニングの小さなテーブルの上に載せられていた。 着ていた艶のあるグレーのスーツの前は既にはだけられ、みすみずしい白い肌が露わになっている。 二十代前半にしては発育の良い乳房の先端は、男のもたらす刺激によってふっくらと盛り上がり、赤く色付いていた。 「…あんな大胆な誘い方をするから少しは勉強してきたのかと思ったぞ?」 愛撫に臆面無く敏感に感じてしまうメイリンが愛おしくなり、つい苛めてみたくなった。少し早急とは思ったが、タイトスカートの裾に指を滑らせ、布越しにそこに触れた。 「あぁ…イヤッ…スネークっ…」 思わず足を閉じてしまったメイリンだったが、膝頭を捉えられ、空しい抵抗に終わった。 そこは確かに濡れていた。中心は濡れそぼって形が分かるほどだった。布越しでもはっきりとわかるその形を、スネークは焦らすようにゆっくりと指先でなぞった。 「私ばっかり、こんな姿にさせて…ズルいわよ…」 熱っぽい潤んだ目で見つめながら恨めしそうな声で言っても全く効果が無いという事に、メイリンは気付かなかった。 「そろそろ暑くなってきただろう…服を脱がないか?邪魔だしな…もっとも、服を着たままの方が君の趣味ならそのままでも俺は構わないがな」 言いながらスネークはシャツのボタンにてをかけた。ネクタイを取り去ってボタンを3つほど外したところでメイリンの指が重なった。 「…私が、脱がせてあげる」 テーブルの上に上げられて好きなように愛されていたメイリンだったが、そこから下りて、スネークの前に立った。 ボタンを外して、メイリンの指先がシャツの中に滑り込み、スネークの身体からそれを完全に取り去った。 続いてベルトを外そうとしたようだったが、ある事に気付いてかすかな声を上げた。 スネークの身体は十分に反応し、服の上からでも分かるくらいだった。 躊躇するメイリンを見て、スネークは自ら服を脱ぎ、全裸になった。 勃起したそれは老化が進んだスネークの外見からは不釣り合いなほどの若々しさを見せていた。 「…触ってもいい?」 メイリンはスネークの堅くなったそれに指を絡めて、愛撫を始めた。 跪いて下から上へとリズミカルに刺激を繰り返す。控えめないつものメイリンの姿からは想像できない扇情的な愛撫の仕方だ。 はだけられたシャツの隙間から見える大きく張りのある乳房はその動きに合わせて瑞々しく揺れて、不規則にスネークの太股に触れた。小さな乳首は一瞬触れただけでも分かるほど、堅く勃起していた。 「ねえ…ちゃんと気持ちいい?」 不安なのか声が若干震えていた。 いつもは東洋人らしく透き通るように白い頬だが、今は興奮しているのか上気して薔薇色に染まっている。 スネークはもうこれ以上我慢が出来そうもなかった。 メイリンの身体に自らの身体を重ね、そのまま床に組み敷くと、彼女の身体から服を脱がせにかかった。 熱い吐息が漏れる唇に恋人同士がするような濃厚なキスをしながら、スネークは要領良く全ての衣服をメイリンの身体から取り去った。想像していたよりもずっと美しい女の肉体に思わず息を飲んだ。 豊かなバスト、引き締まったウエスト…そして肉感的なヒップラインを辿ると女性の証は既に十分すぎるほど愛液で潤っており、初々しいピンク色の花びらが誘うように花開いていた。 「スネーク…早く来て…」 見られているのが恥ずかしいのかメイリンは訴えたが、スネークは人の悪い笑みを僅かに唇に浮かべ、メイリンの花びらの上部に指先を触れさせた。 「あッ……ダメよ…スネーク……ッ…!」 クリトリスを刺激され、思わず腰を浮かせてしまう。スネークはその反応を楽しむように、ゆっくりと優しくそこを擦り上げた。 摩擦され、メイリンのそこは簡単に充血し、驚くくらいの愛液が身体の奥から溢れ出てスネークの指を濡らした。 「…君はここが弱いんだろう?」 充血しきった陰核を指の腹で撫でるように愛撫すると、押し寄せる快感に我慢出来なくなったのか、メイリンの手が重なり制止した。 潤んだ瞳で息も絶え絶えなメイリンの耳を甘噛みし、スネークは言った。 「…何で知っていると思う?」 メイリンはスネークの問いの意味がわからなかった。 スネークはメイリンが自ら身体を慰めている光景を偶然見た事があった。 1ヶ月ほど前の事だがこのアパートでミッションの打ち合わせ後、うっかりソファーで寝てしまい、目が覚めるとデスクにメイリンが座っていた。 パソコンに向き合ってはいたが、その 右手はパンツスーツの足の付け根あたりを往復し、瞳は閉じられて頬は現在と同じようにうっすらと薔薇色に染まっていた。 別に覗きの趣味はなかったが、可愛い少女と思っていたメイリンの女としての姿を見てつい興奮して見入ってしまったのだった。 その場は気づかぬふりをして終わらせたスネークだったが…メイリンの羞恥する姿見たさについ話題として出してしまった。 「スネーク…!」 最初は言われた意味が分からずにいたメイリンだったが、すぐに理解し、薔薇色の頬を今度はプラムのような紅色に変えて顔を背けた。 「なんて事言うのよ! もう知らない」 「俺もいるのにあんな場所でする方が悪い…でもまあいい眺めだったぞ…あの後何回か世話にもなった」 「…ばか…」 メイリンはスネークの言う世話の意味も分かったのかスネークに抱きつき、胸に顔を埋めてしまった。 「悪かった…許してくれ」 スネークは笑いながらメイリンを抱き寄せて、そう言った。 「ああッ…もうダメ…アァッ…っ…!」 メイリンは胸を反らせ、2度目の絶頂を迎えるとソファーに身体を沈めた。 スネークによる愛撫はメイリンにとって刺激が強過ぎて、奉仕というよりも一種の責め苦に近かった。 最初は指を使って思う様悪戯され、今は舌と唇で愛されて気絶寸前になってしまっている。 敏感な花びらをかき割って柔らかい舌が中に入りかき混ぜられて…花心は充血して膨らみ、足を組みかえるだけでも甘い刺激が電流のように背筋を通っていく。 「大丈夫か?…随分つらいみたいだが?…」 膝をついて愛撫を施していたスネークの唇がメイリンの膝に触れた。 その力強い腕は簡単に膝を割って…お互いの身体はより近い位置になる。 「…大丈夫よ…それより、スネーク…」 メイリンの瞳は潤んでスネークを見上げた。求めている意味が分かり、スネークは堅くなったそれを柔らかい蕾に差し入れた。 「……ああ…んッ…はァ…ッ…」 押し入るように中へと入ると、入り口付近はきついが中はゆとりがあり、包まれるような快感をスネークにもたらした。ゆっくり腰を動かすとお互いの体液が混ざる水音が結合部から聞こえてくる。 「…あっ…はぁっ…スネークっ…」 切なげな声で名前を呼ばれ、スネークは胸の奥が熱くなるのを感じた。 情欲のもたらす熱と混じり合う何か…それが何であるかは気付いていたが、認めるのが恐ろしく思えた。 スネークは快楽を欲して、抽送のスピードを上げた。 「…あっ…はぁ…スネークっ…ッ…」 スネークの動きに合わせて、メイリンの腰が微かに動く。本人にその自覚はないようだ…焦れったい動きだったが、スネークにはそれがやけに淫靡に思えた。 「…あぁっ…はあ…ッ…スネークッ…!」 乱暴に抽送され、蕾はややほころんでいるように見えた。蜜は掬いとれる程溢れ出し、結合部を密着させていやらしい音をたてている。 思えば夢中になって女を抱くなんてスネークには久しぶりの感覚だった。 女を愛する資格は、メリルを失った時に無くしたはずだったが…心に浮かんだ疑問と迷いは霧のように広がり、スネークの心の中に乳白色の先の見えない闇を作った。 「…あっ…んっ……あっ…ああ…ッ!」 早くなる抽送のスピードと共に二人の呼吸も早くなり、揃って絶頂に達した。 スネークはメイリンの絶頂を迎える様子を見届けると微かに呻いて、メイリンの身体に自らの身体を重ね、ソファーに倒れた。
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4 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2010/06/17(木) 11 01 45.35 ID JjfEtqBR [3/7] SSとか http //minus-k.com/nejitsu/loader/up52657.jpg http //uproda.2ch-library.com/257595ImC/lib257595.jpg http //uproda.2ch-library.com/257619T0z/lib257619.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up52711.jpg 748 名前:ちゃおび ◆Cyaobi8NjU [] 投稿日:2010/06/17(木) 01 38 19.41 ID IvoaawXr [1/2] いい加減うざくなってきたので、直接会話してきた。 半年間で報酬5万ギルの話は捏造です。愛魚さんとはこれから話し合い決着するとのこと。 http //minus-k.com/nejitsu/loader/up52671.jpg (※削除された模様。ミラーはこちら) もう散れ。祭りは終わり。 382 :既にその名前は使われています:2010/06/20(日) 00 29 00 ID VweBWVth yohanが質問に答えてたよな なんかすげぇ酷い受け答えで見ててyohanが可哀相になったけど FFやってないで病院行った方がいいわ… このSSどっかあがってる? 389 :既にその名前は使われています:2010/06/20(日) 00 32 17 ID YVcKLFl/ http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53136.jpg これのことかな (※ミラーはこちら) ※上記の続きと思われる画像 http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53142.jpg (※ミラーはこちら) http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53141.jpg (※ミラーはこちら) 禿ガルTakko*3とBelchのやりとり 679 :名もないナイト:2010/06/21(月) 04 04 52 ID f.Ec6yls 始めに 一参加者ですが、あまり禿ガルらしくないスタンスかもしれません。 つまらない会話ログだったらごめんなさい。 あとほとんど編集したことありません。 手で切り貼りしてるレベルなんで、見づらいのは簡便。 680 :名もないナイト:2010/06/21(月) 04 07 56 ID f.Ec6yls http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53422.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53423.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53424.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53425.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53426.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53427.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53428.jpg おまけ気味のラスト http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53429.jpg 681 :名もないナイト:2010/06/21(月) 04 16 26 ID f.Ec6yls べるshさんへ 勝手に貼ってごめんなさい。 巻き込んでごめんなさい。 リーダーさんへ あなたが逃げれば逃げるほど、あなたを助けようとした他の人達が巻き込まれていきます。 リンクしたらキャンプに戻らず、離れて死ねって言われなかったのか? お前が出てきたら祭りは収まるんだ。さっさと出て来い。 仲間のために、素直に死ね。 ある禿がLSメンバーのTellmoに凸った際の会話 http //uproda.2ch-library.com/259265a3g/lib259265.jpg http //uproda.2ch-library.com/259266UFr/lib259266.jpg ClucondがLSメンバーに嘘をついてる可能性あり!? ジュノ港で猿芝居を行った合同先LSのメンバーAnosとの会話 733 :名もないナイト:2010/06/21(月) 23 13 49 ID uXTy4Xn. 燃料成分無し http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53554.jpg 禿ガルと愛魚氏とのやりとりSS 735 :名もないナイト:2010/06/21(月) 23 25 15 ID ceTTk5xM 規制でかけないので誰か本スレにも投下よろしく頼む。 スレで議論になった件と個人的に気になったことを愛魚に聞いてみた。 オメガ:アルテマの回数の比は以下の通り 他 http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53553.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53555.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53556.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53557.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53558.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53559.jpg 禿ガルとTakkoとのやりとりSS 800 :名もないナイト:2010/06/22(火) 04 35 56 ID IL3f9Wxo で、今日の半端な会話。 http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53605.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53606.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53607.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53608.jpg http //minus-k.com/nejitsu/loader/up53609.jpg 感想。 まー頭は弱いと思う。 状況もわかってないし、バランス感覚も悪いようだ。 また、現在の博打的ルールは好きらしい。 みんなのことも信頼しているようだ。 悪い奴では無いと思う。 が、皆を納得させる要素では無いか。
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SS35-2 目が覚めた。 あれだけのことがあったのに、眠れるもんだな、と思った。 涙が乾いて、瞼や頬のあたりがひりひり痛い。顔、洗わなくちゃ。 ベッドの隣は、誰も来た形跡がなく、冷たいままだった。胸が、締め付けられたように苦しくなる。 「……ソファーで寝てんのかな」 ゆっくりと体を起こし、ふと時計を見ると、もう八時を回っていた。 「えっ!」 初めての寝坊だった。慌てて、リビングに向かう。 何やってんだよ、私。こんなこともできなくて、唯に文句ばっかり。 「……唯!」 中には……誰もいなかった。 ソファーの上に、毛布がたたまれて置いてある。 ちゃんと起きて、会社に行ったんだろう。玄関に置いてあったごみも、なくなっている。 遅刻しなかったことにほっとしながらも、唯が私に何も言わずに出ていったことに、強いショックを覚えていた。 『りっちゃん、いってくるね~』 『おー、しっかりな』 昨日は、こんな風に言葉を交わしていたのに。 唯も、さすがに怒ったんだ。 そりゃそうだよな。疲れて帰ってきて、急に脈絡もなくキレられて。 私に、呆れたんだ。 もし、このまま帰ってこなかったら。 その考えを打ち消すように、頭を左右に振る。 考えたくない、そんなこと。 ふと、食卓に何かが置いてあるのを見つけた。 ラップされた皿が、いくつか並んでいる。 一瞬、昨日の夕飯を置きっぱなしにしたのか、と思ったけど違った。 私がいつかの朝食に作った、卵焼き、ほうれん草のおひたし、塩鮭がそこにあった。キッチンを見ると、炊けたばかりなのか、炊飯器から水蒸気がふき出していて、コンロにはちゃんと朝食用のみそ汁が入った鍋が置いてある。 「これ……唯、が?」 よくよく見ると、私が作るものよりも不格好だったけれど、それでもきちんとできていた。 卵焼きの皿の隣に、書きおきのような紙がある。 手に取ると、見慣れた丸っこい唯の字が、走り気味に記されていた。 “りっちゃんへ” “昨日は、ごめんなさい。ううん、いっつもごめんなさい、だね” “情けないんだけどね、昨日りっちゃんに言われて気付いたんだよ、りっちゃんが、いつもどれだけ精一杯がんばってるかってこと” “家事は完璧だし、人づきあいも上手だし、何より、だらだらしてばっかりの私と、いつも一緒にいてくれる。見捨てずに、「唯、大丈夫か?」っていつも心配して、気遣ってくれる” “私にとって、りっちゃんは、大事な大事なスーパーかっこいい奥さんです” “なのに私は、怒られてばっかりで仕事もあんまりできないし、すぐだらけて寝坊してりっちゃんに迷惑かけるし……だめだめだね” “りっちゃんの優しさに甘えて、それが普通になっちゃったんだね” “だから、りっちゃんが疲れていることにも、気付けなかったんだと思う” “お皿洗いとか、朝食作りとか、やってみてどれだけりっちゃんが大変だったのかっていうことが、すごくよく分かったよ。” “りっちゃん、これからは、私もちゃんと家事をやります” “ごみ置きはもちろん、皿洗いとか、ご飯作りとか、もろもろ全部頑張るよ!” “今まで、気付かなくてごめんね。何もしてこなくて、ごめんね” “少しでも、りっちゃんの負担が減るように、がんばるから” “だから、これからも迷惑かけちゃうかもしれないけど、ずっと、私の奥さんでいてほしいです” “唯より” “P.S 書きたいことありすぎて、書いてたら食べる時間無くなっちゃったよ!” “ちゃんと、時間配分も考えなくちゃだめだね。だから、りっちゃんの朝ごはんは手つかずの新品だよう。” “それじゃ、いってきます!” 私は、書きおきをもったまま、しばらく動けなかった。 それからゆっくりとご飯やみそ汁をよそい、食卓についた。 卵焼きや塩鮭は、作ったばかりなのかまだ生温かかった。 口に運びながら、ぽたり、ぽたりと涙がこぼれて止まらなかった。 「うっ、ふあっ……ゆ、いいぃ」 とびきり美味しいわけじゃないけれど、一生懸命作ったということが伝わってくる。 朝から夜遅くまで働いて疲れているのに、皿も洗って、ろくに眠れていないだろうに、苦手な早起きまでして、慣れない朝食を作って、遅刻しないように家を出て。 すごくすごく大変だったに違いない。 唯は、これだけしてくれているのに。 私は、疲れている唯に勝手にやつあたりして、すねて眠って、自分の家事を放棄しただけだ。 「……どっちが、だめな奴なんだよ……」 しゃくりあげながら、全部をぺろりと平らげ、また書きおきを見た。 唯は、私があいつらに何言われたかとか、全く知らない。 唯がだめな奴だと言われたことも、私たちの関係が一般の夫婦と違う、異様なものだとケチをつけられたことも。 全然知らないのに、唯は、あっという間に全部解決してしまった。 なら、私もちゃんと決着をつけなきゃいけない。 私は唯の、奥さんなんだから。 ごみ置き場の前で、しばらく待っていると、あいつらがやってくるのが見えた。 あいつらも私を見つけ、「あら」と声を上げて胡散臭い笑みを向ける。 負けてたまるか、こんな奴らに。 「あら、おはようございます、今日は偉いわね」 「……何がですか」 「えーっと、平沢さん。久しぶりに見たわ、ごみ置いて行くところ。田井中さんが、しっかりとしつけておいたのかしら」 あいつらは、唯のことを、もう旦那とすら呼ばなかった。 「お生憎。ちゃーんと旦那は自分から置いて行ってくれましたけど」 「あ、あらそう。ちゃんと更生できたっていうことね」 「更生もなにも、あいつは、ちゃんとできる奴だし。もともとな」 私からの思わぬ反撃に、あいつらはわずかにたじろいだ。 「あいつさ、いいかげんでだらだらしているように見えるけど、まあ、だらだらしているときもあるけど、人のことを想って行動できる奴なんだよ」 じっと睨みつけてやると、さらにあいつらは慄く。 「私のことを、誰よりも愛してくれて、私のためにむちゃくちゃ頑張れちゃう奴なんだよ」 「で、でも、だめであることには変わりないわよ?」 「だめ? 何言ってんだよ、これが一番夫婦にとって大切なことじゃん」 「ふ、夫婦って……ふん、何言ってんの。別に夫婦でも何でも……」 まだ食い下がろうとするベテラン主婦集団に、ずい、と近寄る。 「誰が何と言おうと、私たちは夫婦だ。これからもずっと一緒にいる二人、っていう意味だったら、別に他の呼び方しても構わないけどな」 「そ、そんなのすぐに別れるに決まって」 「別れねーよ。別れるわけがないし」 「そ、そんなの」 「唯は、だらだらしているけど、でも、私にとっては、世界一の旦那なんだよ」 すっかり言い返す気力もなくなった主婦集団に、にやりとしてみせる。 「あいつ以上に、私のこと考えてくれる奴がいるんなら見てみたいよ。でもって、唯にとっても、私は、大事な奥さんなわけ」 言葉を切り、再度睨みつける。 「お前らに、唯の何が分かる。私らの何が分かるんだよ。もう、二度と関わってくるな」 一瞬、沈黙があり、主婦集団は、ぶちぶち文句をたれながらも、すごすごとその場を立ち去って行った。 言ってやった。言ってやったんだ。 これからも、受け入れられないことはあるだろうけど、それでも私たちは私たちだって、思えるから。 「近所づきあい悪くなったら、唯のせいだぞー?」 言葉とは裏腹に、私はくくく、と笑って、家に帰って行った。 唯が帰ってきたら、謝ろう。 私は、買い物に街へと繰り出しながら、そう決意していた。 やつあたりしてごめん、ちょっと嫌なことがあったんだ。でも、唯のおかげで、平気だった。こっちこそ、いつも働いてきてくれて、ありがとう。 ぽんぽんと言葉は浮かんできても、実際に言えるだろうか。 もし、唯が許してくれなかったら。 いや、それは無いと信じたい。書きおきもあったしさ。 でも、と自分のした仕打ちを考えると、どうしても不安になった。 「おや、奥さん! こんにちは! よってきなよ!」 振り向くと、肉屋のおっちゃんがにこにこしながら手招きをする。 そういえば、この人は、ずっと私のことを奥さんと呼んでくれていたな。 「今日は、何がおすすめなわけ?」 「ん! いろいろあるけど……やっぱり、ここはチキンだろうよ!」 「鶏肉? 何で? いつもみたいに牛肉じゃないの? ……まあいいや、んじゃそれで」 「あいよお! いやあ、今日は特に旦那さんに夜の方をがんばってもらわないとな! ん?」 「だーから、何で今日なんだって……」 なんか、今日あったっけ? と考えても、思い出せない。 おっちゃんは、にこにこしながら、鶏肉を詰める。 ずいぶん立派な骨付きの肉だ。どう料理しようかな。 おわびをこめて、思いっきり豪勢にしてやろうか。 「はいよ!」 「あ、サンキュ。これ、代金」 「まいど! 今日は旦那さんと仲良くな!」 「いっつも仲いいよ……あ、でも今は」 「ん? ケンカか?」 「……私が、一方的に怒っただけなんだけど。あの、さ」 ん? とおっちゃんが目を向ける。 言ってみたくなった。私を、奥さんと呼ぶ人に。 「あのさあ……うちの旦那って、女なんだよね」 「えっ」 「あ、ひくよなひくよな、ごめんなおっちゃん、何でもないから」 そそくさと立ち去ろうとすると、「そうかあ」というのんびりとしたおっちゃんの声が聞こえた。 「え、ひかないの?」 「んん、のろけられるくらいラブラブなんだったら、文句なしだろうよ」 驚いて、おっちゃんの目を見る。 「旦那さんは、奥さんにそんなに思われて幸せもんだな、っていっつも思ってたんだよ。だから奥さん、そんなケンカしちゃいけねえよ」 「う、あ、うん」 「そんだけ思っていれば、すぐに許してもらって、仲直りできるよお。ほれほれ、今日は特別な日だしな」 「だーから、何の日だっつーの……」 呆れながら、おっちゃんに軽く会釈をし、家に向かった。 こういう人もいるんだ。 それだけで、足取りは軽くなった。早く、唯に会いたくなった。 「……よし」 焼いた骨付き肉に、特製のソースをかけて、とうとう夕飯ができあがった。 ミニハンバーグとか、サラダ、他にも唯の好きな私の料理をたっぷり。 それで、謝るんだ。で、ここ最近話せなかった分、唯とたくさん話して、食べて、盛り上がって。……エロいことも、できたら、な。 時刻は七時三十分。唯は今日、早く帰ってくると言っていたから、そろそろ頃合いだと思って、間に合うように作った。 でも、ちゃんと帰ってくるかな。もしかしたら気が変って、やっぱり今日は遅く帰る、なんてことになるかもしれない。 それでも、今日はいくらでも待つつもりだった。 エプロンを外して、一息付いていると、がちゃがちゃ、という鍵が開く音がした。 なんだなんだ、と玄関先にやってくると、ドアが勢い良く開いた。 「りっちゃあああああああん!!!」 ものすごい叫び声と共に、唯が私めがけて勢いよく飛び込んできた。 私は思わず体勢を崩して、倒れそうになったけれど、すんでのところでこらえた。 唯は、私の服をつかんで、うつむいている。 「ゆ、ゆい……? あ、あのさ、私ごめ」 「ごべんねえええ!! ごべんねえ、りっちゃあああん!!」 ううう、と唸る唯の顔を見ると、ぐしゃぐしゃに泣いていた。 「と、とりあえず落ち着け」 「ぐすんっ、ひぐっ、だってえ」 唯は私からいったん離れ、涙をぬぐいながら、言葉を続ける。 「りっちゃんっ、ごべ、ごべんなさいっ……か、紙にも書いたけどっ、り、りっちゃんが疲れてること分かんなくてっ」 「……ああ、見たよ。でも、そういうことじゃなくて、私がわる」 「わ、わたし全然だめでえ……り、りっちゃんはスーパー主婦なのにっ……」 ……スーパー主婦って、なんだよ。 「り、りっちゃんただでさえ疲れてるのに、私何にもしてなくてっ……今日会社行ってても、そのことで申し訳なくって、頭がいっぱいでっ」 ……ばーか。 「りっちゃんは、私の大事な奥さんなのにっ」 その言葉に、温かいものが胸に広がる。 「大事な奥さんなのに……大事にしたいのに……全然、できてなかったっ」 唯が、パッと顔を上げる。私と目が合うと、いっそう瞳に涙が溜まっていく。 「ごめんねっ、これからは、もっと私頑張るから、だから、嫌いにならないでっ……愛想尽かさないでえ……」 思わずそれを聞いて、ぷっと吹き出してしまった。 「な、何で笑うのお……」 「ふ、ふふ……いや、なんか唯見てたら、色んな事どうでもよくなってさ」 きょとんとする唯に、ふっとほほ笑みかける。 ばかだな、もう。ばかでばかで、どうしようもない奴。 「……私の方こそ、愛想尽かされるんじゃないかって、不安だった」 「え、ええ!? な、なんで私がりっちゃんを? そんなの、ありえないよお」 「唯は、ちゃんとやってるよ。ときどき、だらけるときもあるけど。でも、頑張ってるのは私が一番よく分かってる」 「え……りっちゃん……」 唯が、まっすぐ私を見つめてくる。 私も、言わないとだめだ。自分の情けないところを。 「唯、私さ、すげーやなことがあったの。大したことじゃないかもしれないけれど、でも、すごく嫌だったんだ」 「え……ごめん」 「違う。唯と関係……あるかもしれないけど、やなことっていうのは唯のせいなんかじゃない」 「よ、よく分かんないけど」 唯は少し戸惑っているようだったけれど、唯が私を嫌な気分にさせたんじゃないってことが分かればオーケーだ。 「そのやなことっていうのが頭に残ってて……家に帰ってきた唯に、思わずさ、その、八つ当たりしちゃったんだ」 ふう、と自嘲気味に息を吐く。 「最低だよな、私。勝手に八つ当たりして、すねて、唯に余計な気使わせて。……だから、私こそごめん。唯が謝る必要なんてないんだよ。私が悪いんだ」 唯に、頭を下げた。 そんなことで、と呆れられるだろうか。怒られるだろうか。 どっちでも、受け入れるつもりだった。 すると、私の頭に唯の手がのって、そのまま撫でられた。 驚いて顔を上げると、唯が優しい笑みを浮かべている。 「……りっちゃん、やなことっていうのは、もう解消できた?」 「え、あ、うん。本当に、唯見てたら、気にならなくなった」 「そっかあ。なら、よかった」 「唯……怒って、ないのか?」 「ええ? なんで? いやあ、私がりっちゃん手伝えていないのは事実だし」 「だから、それは口が滑っただけだって。私、勝手に八つ当たりしたんだぞ、なのに」 言い募ろうとすると、そっと唇に指を当てられた。 「私とりっちゃんは、夫婦だよ? 八つ当たりだろうと、わがままだろうと、全部ぶつけていいに決まってるじゃん」 むしろ、ぶつけてください! と唯が照れ隠しに敬語でふざける。 なんか、ほんと、どうでもよくなってくる、唯を見ていると。 「……そーだよなー。唯、ごみ置きさぼってるしー」 「う、そ、それは、わがままということで」 「いや、単なるさぼり」 「そ、そんなあ」 くす、と思わず笑みが漏れる。すると、唯もつられて笑う。 この空間が好きだ、本当に。 「……唯、今朝の朝食だけど」 「え、あ、うん! りっちゃんをまねてみたんだけど」 「まず、鮭焼き過ぎ」 「あう、生焼けよりはいいと思って」 「限度があるだろ……卵焼きはカラが入ってた」 「上手く割れなくて……」 「ほうれんそう、灰汁取りきれてない」 「い、急いでて、ゆできれませんでした……」 「みそ汁は普通。ごはんだけは……ちゃんと炊けてたけど」 「えへ、りっちゃんがごはん好きだから、がんばったんだよ。1,2,3,4ごーは」 「調子に乗るな」 「いた、あ、なんか久しぶり」 笑いながら、頭を押さえる唯。お前はМか。 「総合評価は、だめだめ。早起きしてごみ置いたのも今日だけだし、やっぱり唯はいろいろだめだめ」 「うう、さっきは、ちゃんとやってるっていってくれたのに」 「本当にダメな奴だけど、私がいなきゃどうすんだって奴だけど」 「た、確かに、うん」 「でもな。私にとっては、世界で一番の旦那なんだよな」 思わず頬をかく。すると、少しの衝撃と共に、唯が私に飛びついてきた。 そのまま、苦しいくらいにぎゅうぎゅうと抱きしめられる。 「り、りっちゃんこそ、私にとって、世界一の奥さんだよっ……!」 「当たり前だろ。このりっちゃんさまだぞ? 世界一のお前の奥さんに決まってるじゃん」 「うー、否定できない……」 「ふふん。さ、世界一の奥様が作った料理があるから、早く食べるぞ」 唯から離れようとすると、唯はがっちり私をホールドしたまま、動かない。 「唯? 動けねーって……」 「ごめんね、せっかくの料理だけど、ラップしといて」 「あん? 食わないの?」 「先に、食べたいものがあるんだけど」 なに、と訊こうとすると、いっそう強く抱き寄せられた。 「ねえ、律」 唯が耳元でそっと囁く。唯の表情は、見えない。 “そういうこと”の前に、唯は私を名前で呼ぶ。つまり……。 「……触りたいな、だめ?」 ね、律、と唯が続ける。 ずるいよ、唯。 唯が私を名前で呼ぶたびに、一気に周りの空気は甘くなるんだから。 「……いいよ、私も、触られたい」 もともと、そういうつもりだったし。 私も唯も、ずっと、お互いが足りなかった。 ぎゅっとしあって、すぐに、二人の足は、寝室に向かった。 はあっ、という息とともに、私の欲が解き放たれる。 もう、六回目、ぐらいか。唯は、もう少し少ないかもしれない。 唯も、私に覆いかぶさり、ぴったりと肌をくっつけながら、はっはっと短く息を吐いていた。 汗とかいろんな水滴が混じったもので、シーツはぐっしょり濡れている。 肌をすり合わせると、ぬるっとして、体の奥が甘く痺れた。 やばい。高まりすぎ? 唯のことを「サカってる」とか馬鹿にできない。 お互いに積極的に「お・さ・か・ん」状態になって、気付けばあっという間に回数を重ねていた。 もうできない、って思うけれど、唯がふと身じろぎして、唯の胸の突起と、私のそれがこすりあった。んくっ、と突然の強い刺激に思わず声を漏らす。すると、またむくむくとやましい気持ちが立ちあがってくる。 いっつも、行為の続きを促すのは、唯の方。それに付き合ううちに、私ものってきて、っていうのがパターン。 追いつめられると、唯が促す前に、私から続きをねだることがある。 一回、死ぬほど恥ずかしい思いを我慢して声に出していったら、散々唯にからかわれたので、それ以来、無言で唯に伝えるようにしている。 私に覆いかぶさる唯の髪を、きゅっと軽く引っ張る。これが、「もう一回、して」の合図だった。 まだ、足りない。もう少し。 想いをこめて、そっと唯の髪に手を伸ばす。触れるか触れないか、というところで、急に唯が、「あっ!」と飛び起きて、裸のままベッドから下り、傍に置いていたバッグから、携帯を取り出す。 一瞬で、甘い空気が壊れた。 こっ、このやろおおおおっ!!!! 何だよ、私のこと放置かよ! つーか、この手どうすりゃいいんだよ! なけなしの勇気返せこらあッ! 散々心の中で悪態をついていると、唯が「ああっ…」と情けない声を出した。 「ど、どうしようりっちゃん」 「……あー? こっちは今不機嫌なんだよ」 「レストラン予約してたの、忘れてた……」 今キャンセルするね、と手際よくボタンを押して、耳に電話を当て、謝りながら二言三言いい、電話を切った。 レストラン? 何のことだよ? 首をかしげていると、唯はまた「あああ!」と声を上げた。 どうしたんだよ。裸で電話握りしめてるとか、シュールだな。 「ぷ、プレゼントも取ってくるの忘れた……」 「ぷ、プレゼント!?」 思わず素っ頓狂な声が出る。いや、意味が分からない。 「ごめんね、明日必ず……」 そういって、涙目で振り返る唯。 いやいや、お前はその前に、服を着ろ。変な画になってる。 「唯、私の誕生日は夏だぞ? こんな十二月とかじゃ」 「知ってるよ? え、りっちゃん、覚えてないの?」 え? いや、唯の誕生日は十一月だし……。なんだ? あっ! そうか、肉屋のおっちゃん、こういうことか。 「そうか、今日はクリスマスイブか」 納得しながら頷く私。唯は、このために早く帰ってこようとしたんだな。 唯の方を見ると、唯は、若干の苦笑いをしていた。 え、なんで? 「それもそうなんだけどね、それだけじゃないよ?」 唯は体ごと私の方に向き直り、私を見つめる。 やましい気持ちになるから、せめて前は隠してくれ。 「私たちの、記念日」 照れながら言う唯に、私は一年前の今日を思い出した。 12月24日。 カップルのご多分にもれず、私たちもイブのデートっていうのを楽しんでいた。 ほお、と息を吐いて、手を温める唯。 普通ならここで手をつなぐところだけれど、生憎人目が多いから。 でも、見ていられなくて、唯の手をつかんで、人気のないところに移動した。 さりげなく手を動かして、唯の手首に触れる。 白く、細い。これなら、大丈夫か。 「りっちゃん」 唯を見ると、手をつないでいるからか、頬を少し染めていた。 さりげなく手を離すと、唯はバッグをごそごそし始めて、包装された箱を取り出した。 「プレゼントだよ」 開けていいか、と訊くと、頷いたので、リボンを解いて箱を開ける。 中には、スワロフスキーが並んで綺麗な、カチューシャが入っていた。 ちなみに今も、毎日これをつけている。 「……サンキュ。高かったろ?」 「えへ、カチュー太が、りっちゃんのところまで連れて行って! っていうから、奮発しちゃった」 「早速名前をつけるな! ……でも嬉しいよ、ありがとな」 「いえいえ」 私も、と包みを取り出し、唯に渡す。開けてみて、といい、唯は中に入っていたものを取り出した。 「……これ、腕時計! わあ、すごい。これこそ高いんじゃ」 「いいの。社会人には必須アイテムだぞ? 使ってくれよ。……ん、似合う」 唯は手首が細いから、問題なく似合った。ちなみにこれも、唯は毎日付けて出社している。 へらへらと喜ぶ唯を見つめていると、唯が、急にはっとなり、うつむいた。 どうしたのかと思って覗きこむと、唯は目をそらし、顔を赤くして急にあわて始めた。 「ご、ごめん。ちょっと待ってね」 「? いいけど」 唯は背を向け、ふー、ふー、と深呼吸をする。そして、覚悟を決めたのか、振り返って、私にずんずんと近寄り目前にまでやってくる。 「な、なんだよ、どうした?」 「……りっちゃん」 唯の真剣な声色に、こっちも真顔になる。 「あの、もうひとつ、りっちゃんからプレゼントが欲しいんだけど」 「もうひとつ?」 こくりと頷く唯。なんだか調子が狂う。唯らしくないぞ、もじもじしちゃって。 あ、もしかして、プレゼントって、あれか? キスか……まあ、エロいこと。 そんなのいつもお構いなしにしてくるくせに、どうして今? 「プレゼントしたくなかったら、しなくていいから」 何もかも唯らしくない。 いっつも結構強引にするくせに。 つーか、……したくないわけないだろ。 「する、するって」 「……りっちゃんが考えてるのとは、違うよ、多分」 訊き返そうとすると、急に唯が抱きついてきた。 唯は私の肩にあごを乗せ、きついくらいに抱きしめてくる。私も、唯の背中に手を回す。 すごく、温かい。唯の匂いだ。 唯と一つになったような、感触を覚える。 「……どうした、唯?」 「……」 「んー?」 「……あのね」 唯が顔を上げ、キスできそうな距離で、私をじっと見つめる。 そこには、キスも、それ以上のことも、浮かんでいないと分かる表情の唯がいて。 真剣な目に、心が射抜かれそうだった。 「私、これまで、りっちゃんの人生を、時間を、少しもらってきたけど」 だいぶ頂かれているけどな。 それだけ、唯の存在はでかい。 「りっちゃんのこと、大事にするから。ずっと、大事にするから」 唯の目の中に、私が映っている。 それくらい、強く見つめ合っている。 「りっちゃんが欲しいの」 時間が止まったかと思った。 「これからの、りっちゃんの人生、私にちょうだい。これからも、ずっとりっちゃんと一緒にいたい」 心臓の鼓動が、早くなる。それって……。 「私に、りっちゃんをください」 「……ぷろ、ぼーず?」 聞くと、こくっと真っ赤な顔で頷く。 「せ、籍とかは入れられないけど、そ、それでも」 「……うん」 「……ご、めんね? あ、あは、ごめんね! 欲張りすぎたかもー。何でもないや、忘れて忘れてほらっ」 離れようとする唯を、逃がさないように抱き寄せる。 「りっちゃん……?」 「ほんと欲張りだな、唯ってば。この上さらにプレゼントってさ」 「うう……でも」 「重いぞー? このプレゼント」 お茶らけた口調で言うと、唯が少し目を丸くする。 「ちゃんと受け止められる?」 「え、……も、もちろん! ごっつあんです!」 「面倒くさいこともあるかもしれないぜ?」 「そういうところがいいの!」 「なーんだよ、それ。じゃあ……」 唯に微笑む。イルミネーションなんかより、私の心が、すごくきらきらしている。 「しょうがないな。……あげる。大事にしろよ」 「り、りっちゃ……うわああああん!」 叫んで私の肩に顔をうずめ、唯は盛大に泣きじゃくった。 あとで聞けば、断られたら、切腹してしまいそうなほどに緊張していたらしい。 他の奴から言われたら、即お断りだけど。 でも、唯から言われた時、唯と一緒にいつまでもいる場面が、するりと簡単に浮かんできたから。 私は、唯とずっと一緒にいるんだろうなって、思えたんだ。 それから、翌年の私の誕生日に、ムギの家を借りて、結婚式代わりのパーティを内輪で開いた。 交換した指輪は、安物だったけれど。でも、すごく幸せだったな。 「結婚記念日はりっちゃんの誕生日だけど、実際に二人で一緒になろう、って決めたのは今日だから、私にはこっちの方が記念日っぽくて」 唯が幸せそうな顔で、話しかけてくる。 忘れていたわけじゃない、忘れていたわけじゃない。 けれど……唯がそこまで、今日という日を大切に思ってくれていたのは、知らなかった。 「……なんか、ごめん」 「いいよお、別に。私も、いろいろ忘れちゃったし」 レストランで食事をして、プレゼントを渡して、と思っていたらしい。 「こうやって、一年りっちゃんと一緒にいることができたから。また、来年も、再来年も、ずっとよろしくっていう意味で、準備してきただけなんだけどね」 「……すごい、罪悪感がたまってきた」 「いいよ、プレゼント渡せなかったし。明日、取りに行くね」 「ところで、プレゼントって、なんだったんだ?」 聞くと、唯は少し恥ずかしがって、いったん間をおいてから答えた。 「……指輪だよ。ほら、ちゃんとしたの、まだ渡していなかったから。だから、がんばっちゃった。奮発したよ」 「も、もしかして、最近ずっと残業だったのは……」 「うん。いろいろ仕事ひきうけて、残業代稼いでたんだよ。あ、まあ、本当に叱られただけのときもあったし、指輪の下見に行ってた時もあったけど」 えへへ、と頭をかく唯に、いとおしさがこみ上げてきた。 いいかげんなようで、ちゃんと相手を想えるところ。 ……見る目あったな、私。 やっぱり、私にとって、唯は……。 「でも、残業して、こっちに色々心配かけたのはホントだからな」 「はっ、う、うん」 「……罰として、もう一個プレゼントくれ」 「もう一個?」 首をかしげる唯に、そっと近づき、抱きすくめる。 肌が擦れ合って、気持ちいい。 心臓がどくどく鳴っている。 「唯が欲しい」 はっきりと、届くように伝える。 「唯と、ずっと一緒にいたい。私に、これまでも……これからの分も、全部、唯の人生を私によこしてほしい。大事に、するから」 「……お、重いよー? あ、あと、めんどくさいかもしれないし」 「そんなん、百も承知」 言い、唯をまっすぐ見つめた。唯は、ふふ、とほほ笑み答える。 「じゃあ……もらって?」 「ああ。つーかとっくにもらってるけどさ」 二人で笑い、きつく抱いて、お互いの体温を確かめあう。 しばらくそのままでいると、唯がまた「あっ」と声を上げた。 ムードぶち壊しにするのも、ほどがあるぞ、唯。 けれど、唯はさっきのように動いたりせず、さらに私を強く抱きしめる。 「正夢だあ」 「んー?」 唯の唐突な言葉に、疑問で返す。 「正夢になったよ、ほら、いつだったか、りっちゃんに起こされたときに見ていた夢」 言われて、いつかの唯の言葉を思い出す。 『あのねえ、りっちゃんがねえ、私に裸でしがみついて、すっごく甘えてきたんだよお』 『「唯が欲しい、唯とずっと一緒にいたい」っていってねえ、もーう、すんごくかわいかったんだからあ』 「……あ」 「ね? うふふ、嬉しいなあ」 本当にうれしそうに、唯は私に頬ずりをする。くすぐったいっつの。 そういえば、今……私と唯は、その、真っ裸で抱き合ってるわけで。 今さらながらに気付いて、体中が熱をもったような気がした。 「なあ唯」 「んん?」 「夢、どこらへんで終わったんだ?」 「え? えーと、いいところまで?」 「つまり、今らへん?」 「そーう……かな?」 クエスチョンマークが浮かんでいる唯に、にやりとする。 「それで? もしもっと寝ていたら、それから夢でどうするつもりだったんだ?」 「ぐふふ。そりゃあ、りっちゃんを好きにし放題で……」 といったところで言葉を切り、私に殴られるかと思ったのか、唯は頭を抑える。 攻撃が来ないことが分かると、唯は、おそるおそる目を開けた。 「正夢なんだろ? だったら――」 そっと、唯の髪を引っ張った。 唯と私にしか分からない、秘密の合図。 「――続きも、叶うんじゃねーの?」 一拍の沈黙の後。 「ふええっ!? い、いいの?」 珍しく慌てふためく唯に、これはいいものが見れた、と得意な気分になる。 「私を、どうしたかったんだっけ?」 「……す、好きにし放題」 「……じゃあ、そうすれば?」 言うと、「りっちゃあああん! エロス!」とわけのわからないことを言って私に抱きつき、すぐさまベッドのシーツに私の体を押し付けた。 二人でくすくす笑いながら、お互いの体に触れ、さらに甘い夜に突入した。 一年たっても、相変わらず私たちは、幸せだった。 今日も唯は慌ただしく出ていったけれど、ごみは置きに行ってくれた。 最近は、ほとんど唯が行っている。ときどきあの主婦集団とすれ違うようで、「おはようございまあすっていったら、なんかたじたじになりながら挨拶を返されたよ」と唯が教えてくれた。それを聞いて、私はものすごくせいせいした。 玄関前の掃除にでる。すると、表札が目に入る。 平沢 唯 田井中 律 私は、そっと田井中の部分を左手の指で隠した。 平沢 唯 律 なんでか、嬉しい気分になって、赤くなっているだろう頬に左手を当てる。 薬指には、イブの翌日、唯と一緒に取りに行った指輪がはめられている。 とても幸せな気持ちになって、その場で唯にはめてもらった。 少し怪訝な目で見られたけど、全然気にならなかった。 これは、ずっと付けている。ずっと、ずっと。 掃除を終えて、そうだ、とあることを思いつく。 来年のイブには、私から唯に指輪を贈ろう。 私は家に入り、今日も唯の帰りを楽しみに待つ。 おわり